子供の歯並びいつから治す?!適切なタイミングとは!
お子さんの歯がでこぼこしていたり、ねじれていると歯列矯正をしたほうがいいのか心配になるご両親も多いのではないでしょうか。
歯並びはいいタイミングで治してあげれば、お子さんの負担を減らすことができます。
今回は矯正治療を子供のころから始めるメリットとそのタイミングについて紹介します。
子供のころから始めるメリット
1.抜歯をしなくてすむ可能性があがる
歯がでこぼこしてしまう多くの原因は顎が小さく歯が大きいことです。
子供の時から矯正治療を開始するメリットはまだ骨が柔らかく、成長を利用して顎を拡げることが出来るので、将来、抜歯する可能性を低くすることができます。
もちろん、すべての方が抜歯をしなくていいわけではありません。
顎を拡げる矯正装置には固定式の物や取り外しのマウスピースタイプのものがあります。
2年ほどかけてゆっくりと顎を拡げていき、その間適切に歯が生え変わるように管理していきます。
2.出っ歯や受け口を効果的に治すことができる
上顎や下顎の成長が終わってしまうと骨格のバランスを整えることは出来ず、歯の移動しか出来なくなってしまいます。
子供の矯正治療は、主に上下のアゴの位置やバランスなどを成長を利用して整えていきます。
それにより出っ歯や受け口を効果的に治すことが期待できます。大人のアゴになってしまうとアゴの大きさ、位置はほとんど変えることが出来ないので、出っ歯や受け口を治すのに、歯を抜かなくてはいけなくなってしまったり、手術が必要になってしまうことがあります。
適切なタイミングとは
- 「受け口」の場合上顎は、小学校低学年の頃、一年生から二年生位までに大きく成長します。
その後、下顎が成長していきます。
ですから、「受け口」を治すのに効果的なのは上顎を成長させることが出来る第一次成長期、すなわち小学校低学年の頃までであると言えます。 - 「出っ歯」や「でこぼこ」が気になる場合効果的に治すことができるのは第二次成長期が適しています。
すなわち小学校3年生から5年生くらいまでです。基本的に夜の間に取り外し式のマウスピースを使うことで顎のバランスを整えていきます。
このころには、前歯は大人の歯としてほぼ出来上がっているので、必要があればきれいに並べていくことが出来ます。
まとめ
両親が歯並びが悪い場合、お子さんも歯列不正になることが多いようです。
早めの診査でできるだけ楽に歯並びを整えられればいいですね。
お母さんがご自身で判断せずまずは矯正の先生に相談してみましょう。
(この記事の監修: 中目黒リバーサイドデンタルクリニック 院長 / 野田潤一郎 先生)